JR名古屋駅のタクシー乗り場(名古屋市)

中部運輸局は11日、名古屋地区のタクシー運賃を10月14日から引き上げると発表した。普通車の初乗り距離を現在の1キロ超から0.91キロメートルに短くする。初乗り運賃は500円で据え置く。走行距離による加算額は232メートルごとに100円とし、従来より10円引き上げる。

運賃改定は2年10カ月ぶり。名古屋地区は名古屋市や瀬戸市など愛知県内17市町村で構成される。地区内の事業者が乗務員の待遇や職場環境を改善するために値上げを申請していた。燃料費などのコスト増も理由に挙がった。

3月に値上げ申請の受け付けを始め、申請事業者のタクシー台数は同月末時点で地区全体の5割以上に達していた。申請期限の6月23日までには9割を超えた。

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