
ホンダは11日、1月から実施してきた上限1兆1000億円の自社株買いを終了したと発表した。取得金額が上限にほぼ達したため。株高の影響で予定していた株式数(上限11億株)の68%にあたる7億4648万株で買い付けを終えた。
同社は日産自動車との経営統合へ向けた協議入りを発表した2024年12月23日に自社株買いを発表した。11億株は自己株を除く発行済み株式数の24%にあたり、ホンダとして最大規模だった。25年1月6日から12月23日まで市場で買い付けるとしていた。
ホンダは日産との経営統合の協議で機動的な自社株買いがしにくくなるため還元余力を一括で使うとしていた。2月に日産との統合協議が破談した後も自社株買いを続けていくとしていた。
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