第四北越FGの役職員やその家族らがPB米の稲刈りをした(13日、新潟県弥彦村)

第四北越フィナンシャルグループ(FG)傘下の地域商社、ブリッジにいがた(新潟市)などは新潟県弥彦村で作付けしていたプライベートブランド(PB)米を収穫した。米は「美四季(うつくしき)」ブランドのコメとして10月中旬以降にも首都圏や新潟県などで販売を開始する。同PB米の販売は今秋が初めて。

13日、PB米の生産を委託していた弥彦村内の農業生産法人の圃場で第四北越FGの役職員やその家族、ブリッジにいがた、弥彦村の関係者ら約110人が稲刈りを実施した。品種はコシヒカリで、農薬や化学肥料の使用を通常の半分以下に抑えた特別栽培米だ。

稲刈りをする第四北越FGの殖栗社長(13日、新潟県弥彦村)

参加した第四北越FGの殖栗道郎社長は収穫前の挨拶で「経済的な価値を乗せて弥彦のブランドを世界に発信するという挑戦に取り組んでいる。引き続きこの活動を弥彦村や生産者にも協力いただきながら展開していきたい」と話した。

2025年産の収穫量は精米後で約9トンを見込む。ブリッジにいがたが運営する新潟県のアンテナ店(東京都中央区)や電子商取引サイトのほか、県内外の小売店などでも販売する予定だ。ブリッジにいがたはコメ以外の県内産農作物のPB商品化を順次進めていく方針で、枝豆とスイカはすでに美四季のブランドで販売している。

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