
北朝鮮の最高人民会議は、国の予算や法律などを話し合うため、年に1回から2回、各地の代表を首都ピョンヤンに集めて開かれています。
北朝鮮は、ことし1月以来となる会議を20日に開催すると予告していて、今回は穀物の管理や知的所有権に関する法律などについて協議するとしています。
一方で、キム・ジョンウン総書記は、去年1月の会議で、韓国を「第1の敵対国」と明記するよう憲法の改正を指示しています。
また、キム総書記の妹のキム・ヨジョン(金与正)氏も、先月の談話で、韓国との関係を改善するつもりはないとしたうえで「今後、憲法で固定化される」と強調していて、今回の会議で憲法の改正について具体的な言及があるか、注目されます。
さらに、キム総書記が今月中国で行われた軍事パレードに出席し、中国やロシアとの結束を確認したことを受けて、アメリカなどとの外交政策の方針を打ち出すかや、「国防5か年計画」がことし最後の5年目となる中、核・ミサイル開発について取り上げるのかも焦点となります。
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