今年のノーベル平和賞の受賞が決まったベネズエラの野党指導者、マリア・コリナ・マチャド氏(58)は、10日の公表の5分ほど前、ノルウェー・ノーベル委員会のハープウィケン事務局長から電話を受けた。
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「オーマイガッ」
受賞を聞いたマチャド氏は2秒ほど間を置き、そう答えた。「言葉がありません。でも、わかってほしいのは、これは社会全体で達成したということです。私は1人の人間にすぎず、この賞には値しません」
ベネズエラの反体制派を束ねるマチャド氏は「光栄」と「恐縮」を述べ、「ベネズエラ国民を代表して、多大なる感謝を申し上げます」と語った。
「賞に値する国民が、最大限認められた」。そう誇りつつも、目標とする民主化を達成できていないことを強調した。「必死に取り組んでいる。私はこれを乗り越えられると、確信しています」
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