
【上海=共同】中国各地で今月、政府非公認のキリスト教会「シオン教会」の牧師ら教会関係者が警察当局の取り締まりを受け、約30人が拘束されたり行方不明になったりした。中国の人権問題を扱うサイト「維権網」が13日までに伝えた。習近平指導部は国内にある非公認の「地下教会」への圧力を強めている。
米国務省は12日、中国当局によるキリスト教徒への抑圧を非難し、直ちに解放するよう求める声明を出した。中国外務省は13日に「米国が宗教問題を口実に内政に干渉することに反対する」と反発した。
維権網によると、9日から11日にかけて、シオン教会の牧師らが広東省深圳や広西チワン族自治区などで相次いで当局に拘束された。
シオン教会は2007年に北京で設立された。18年にも当局の取り締まりを受けた。約40都市の100余りの施設で活動を続けている。
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