核兵器の廃絶を求める署名を国連欧州本部に届けた高校生平和大使が長崎市長に活動の成果を報告しました。

第28代高校生平和大使は15日、長崎市の鈴木市長を表敬訪問しました。

高校生平和大使は9月、スイス・ジュネーブを訪問しました。

この1年間に集めた核兵器廃絶を求める署名を国連軍縮部に届けたり、被爆の実相や平和への思いを英語でスピーチしました。

長崎日大高校2年 イェ・ソジさん
「国籍、背景の違う方々と話す中で、相手の考えを聞き、自分の考えも伝えることが次の対話につながると感じた」

実際に傍聴した軍縮会議での各国代表のやり取りから、核兵器を巡る国際情勢の厳しさも目の当たりにしたといいます。

長崎南山高校2年 高田健士郎さん(被爆三世)
「平和や核兵器廃絶といった大きなテーマは、多くのことが絡んでいるからこそ、様々な視点から見る必要がある」「平和という物に対して私達、高校生平和大使や1万人署名活動のメンバーが(どのように)アプローチできるか考えながら、これからも活動していきたい」

鈴木市長は、被爆者が高齢化する中で若い世代の活動は希望だとした上で、スイスで得た経験を今後に活かしてほしいなどとエールを送りました。

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