ウクライナの和平交渉をめぐり、イタリアのメローニ首相は9日、「欧州はロシアと対話すべきときがきた」と年頭の記者会見で述べた。米国主導で進む和平交渉に、欧州も積極的に関与する必要があるとの認識を示した。フランスのマクロン大統領が昨年12月以降、ロシアとの対話の実現を繰り返し訴えており、メローニ氏も同調した。

 メローニ氏はこの日、「欧州が(和平)交渉に参加するにあたり、関係する当事者の一方だけとの対話では効果が限定的だ」と指摘。ウクライナだけではなく、ロシアとも交渉すべきだと強調した。

 欧州を中心としたウクライナ支援をめぐる有志連合は今月6日、パリで首脳会合を開き、ロシアによる再侵攻を防ぐための「安全の保証」に関する共同声明をまとめた。マクロン氏は会合後、ロシアとの交渉について仏メディアに「今後数週間以内に接触を試みる」と言及。これに対してメローニ氏は「マクロンは正しいと思う」と語った。

 またメローニ氏は記者会見で、トランプ氏がデンマーク自治領グリーンランドの領有に関心を示していることに「米国がグリーンランドに軍事介入することは考えられない。私は賛同できず、誰にとっても得策ではない」と述べた。

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