【NQNニューヨーク=森川サリー】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。終値は前日比237ドル96セント(0.48%)高の4万9504ドル07セントと、6日に付けた最高値を更新した。同日発表の2025年12月の米雇用統計が労働市場の底堅さを示したと受け止められ、景気敏感株を中心に買いが入った。

25年12月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比5万人増え、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(7万3000人増)を下回った。12月の失業率は4.4%と市場予想(4.5%)より低かった。平均時給の上昇率は前年同月比3.8%となり、市場予想(3.6%)を上回った。

市場では「平均時給の伸びが堅調だったことから、米労働市場が健全であると受け止められた」(インタラクティブ・ブローカーズのホセ・トーレス氏)との指摘があった。労働市場の減速が緩やかなものにとどまり、景気が腰折れしていないとの見方につながった。

ミシガン大学が同日に発表した1月の米消費者態度指数(速報値)は54.0と、25年9月以来の高水準となった。市場予想(53.4)も上回った。景況感が改善したことも株式相場の支えとなった。

ダウ平均の構成銘柄ではホーム・デポやシャーウィン・ウィリアムズ、ボーイングが上昇した。キャタピラーとウォルマートも高かった。一方、アメリカン・エキスプレスやアムジェン、トラベラーズが下落した。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反発した。終値は前日比191.330(0.81%)ポイント高の2万3671.346だった。インテルやブロードコム、ラムリサーチといった半導体関連の上昇が目立った。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は続伸した。終値は前日比44.82ポイント(0.64%)高の6966.28と、6日に付けた最高値を更新した。

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