資料で巡視するポイントを確認する猟友会のメンバー=札幌市西区で2025年9月28日午前11時8分、水戸健一撮影

 26日夜に札幌市西区の平和丘陵公園で男性会社員がクマに襲われたことを受け、猟友会のメンバーらが28日、現場の近くを巡視した。個体や直近のものとみられる痕跡は発見されなかったが、西区はヒグマ警報が発令中で、市などが引き続き注意を呼びかけている。

 この日は猟友会や行政の担当者が現場で男性が襲われた状況を再確認。ヒグマのものとみられるフンが見つかったあたりなどを調べた。また、近くの河川を重点的に見回った。

 男性は26日午後8時ごろ、散歩中に襲われて右腕をけがした。クマは体長約2メートルで、子グマ(約1メートル)を連れていた。平和丘陵公園の西約400メートルでセリ科の植物が食べられた跡も見つかっている。【水戸健一】

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