
クマが市街地に出没し人身被害が増える中で、上智大の研究チームがクマと遭遇するリスクがどれくらいあるか予測する人工知能(AI)を開発したと発表しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「クマ出没リスクを予測するAI」を解説します。
Q クマ出没リスクを予測するAIって聞いたよ。どんなものなの?
A 上智大の研究チームが開発したAIは、1キロ四方の範囲内でクマと遭遇するリスクを予測できるシステムです。
Q どうやってAIはクマの出没を予測するの?
A AIは秋田県で2021~22年度に記録されたツキノワグマの出没情報を学習し、どんな条件でクマが現れたかを分析しています。
Q AIの予測はどれくらい当たるの?
A AIが「遭遇する」と予測した場所で実際にクマが出た割合(適合率)は63・5%、実際に出没した場所をAIが的中させた割合(再現率)は63・6%でした。
Q 他の地域でもこのAIは使えるの?
A ヒグマの出没が多い北海道など他の自治体のデータもAIに学習させて使うことが検討されています。
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