
地域と連携した観光PRやおもてなしを主な業務とするJR奥羽線大館駅(秋田県大館市)の観光駅長に9日、大館市が飼育する秋田犬「想空(そら)」が再委嘱された。催しなどへの参加を通じて、「忠犬ハチ公のふるさと大館」のPRに力を入れる。
この日、同市観光交流施設「秋田犬の里」で委嘱状交付式があり、JR東日本秋田支社の矢口哲崇県北地区長が支社長名の委嘱状を交付。想空は「観光駅長」と書かれた前掛け姿で早速、駅ホームに立ち、午前10時4分着の青森行き特急つがる41号と同10時16分着の秋田行き同42号の乗客を出迎えた。
乗客たちは、想空の出迎えに「モフモフして可愛いね」と笑顔で話し、記念撮影を楽しむ光景も見られた。
想空は2024年2月生まれの白毛の雄。同年10月から1年間、大館駅の4代目観光駅長を務めてきた。観光駅長2年目となる想空について、矢口県北地区長は「人気があり、これからも鉄道と大館を盛り上げてほしい」と期待する。想空とともに活動する「秋田犬の里」のスタッフ、谷地優季さん(25)は「想空はおやつが大好きな優しい犬」と話した。【田村彦志】
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