松山市動物愛護センター「はぴまるの丘」で保護されている猫たち=同市提供

 松山市は動物保護を目的としたクラウドファンディング(CF)を開始した。今回の目標額は700万円で、猫の不妊去勢手術費の補助や地域猫活動の支援に活用する予定。

 CFはふるさと納税型で2022年度から毎年実施し、今回で4回目。寄付金は初年度が1773万8577円(目標額1200万円)▽23年度が1081万772円(同1000万円)▽24年度が1314万684円(同)――で、いずれも目標額を達成している。

 寄付金は初年度、市動物愛護センター「はぴまるの丘」(24年3月完成)の整備費などに活用。以降は主に猫の不妊去勢手術費補助などに充てている。その効果もあり、活用を開始した23年からは、手術費の補助件数が3088件と前年度よりも倍増し、24年度も計3321件と増加。それに伴い、屋外で死んだ野良猫の引き取り数も減少しているという。

 対象者は市内外の個人、企業、団体。市の担当者は「1匹でも多くの猫を助けるため、協力してほしい」と呼びかけている。受け付けは「ふるさとチョイス」の「ガバメントCF」専用サイトで12月31日まで受け付けている。【広瀬晃子】

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