保護犬の中には虐待を受けた犬も(写真はイメージです) Daniel Kandie-Unsplash

<「骨と皮」の体でぐったりとしていたグレートデン。あまりに悲惨な状態に、保護した動物管理局員も「胸が張り裂けそう」と語った>

痩せ細って地面に横たわり、さらには催涙スプレーまで浴びせられていたグレートデンの痛ましい姿が公開された。

【動画】見るのもつらい...催涙スプレーをかけられて倒れていた保護犬

動物管理局員のプリシラ・ウォルコットさん(29)は、数え切れないほどの動物を危険な状況から救ってきたが、今回のグレートデンのジョアンの姿ほど、胸を締め付けられるような光景はめったにないという。

カリフォルニア州フレズノ郡に住むウォルコットさんは9月下旬、動かない犬がいるという通報を受けた。現場に到着して見つけたのは、「骨と皮だけの」ジョアンだったとウォルコットさんは本誌に語った。

「このような状態の犬を見るのは、胸が張り裂けそうになる」とウォルコットさんは言う。

ウォルコットさんはジョアンを保護施設に連れ帰り、シャワーで入念に催涙スプレーを洗い流した。医療チームの診察を受けると、特別な医療処置や治療は必要ないことがわかり、現在は徐々に回復しているという。

ウォルコットさんのミドルネームにちなんで名前をつけられたジョアンは現在、保護団体が世話をしており、今後、永遠の家を探す予定だ。

ウォルコットさんがTikTok(@acowolcott)に投稿した、ジョアンが発見された瞬間の動画は、ユーザーの心を打ち、本記事執筆時点で約49万回再生されている。

この動画は見るのもつらいかもしれないが、ウォルコットさんは、ジョアンのストーリーをきっかけに、救いを必要としている命が他にも数多くいることを知ってほしいと考えている。


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