千葉市美浜区

 千葉県は県立保健医療大の今後の運営に関する基本方針をまとめた。キャンパスの再編や大学院の新設を盛り込んだ。

 幕張(千葉市美浜区)と仁戸名(同中央区)の2地区に分かれているキャンパスを幕張に統合し、建設から40年以上経過した施設の建て替えか改修を検討する。

 看護学科の定員を1学年80人から100人に増やし、リハビリテーション学科に言語聴覚士の養成課程を設置する。看護領域などで高度人材を育成するため大学院を新設。県の直営から公立大学法人による運営に変更する。

 公立化と大学院の設置は2028年度、大学の定員増と新施設の供用開始は32年度を予定する。大学の定員は740人から900人に増える。

 保健医療大は前身の県立衛生短期大と県医療技術大学校が統合して09年に開学。今年3月までの卒業生は2297人で、県内の病院などに就職している。【中村聡也】

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