障害を負ってもリハビリを経て再び歩けるようになる犬も(写真はイメージです) Sean Robbins-Unsplash

<後ろ足が完全に麻痺した犬。ペットカメラが捉えたのは、飼い主が寝ている間に歩く練習をしている健気な姿だった>

愛犬が夜中に「歩行練習」をしていたことをペットカメラの映像で知った飼い主が、その衝撃をネットで共有した。

【動画】「二度と歩けない」と言われ...奇跡的に回復した犬が密かにしていた夜中の「訓練」

TikTokのユーザー、@rollingwithkayleeが投稿した動画は、再生回数が1000万回を超え、世界中の人々の涙を誘っている。

ペットカメラが捉えた映像には、後ろ足が麻痺している犬のケイリーが、部屋の中でゆっくりと後ろ足を動かし、慎重に歩いている様子が映っている。

これはケイリーが回復しているわけではなく、「脊髄歩行」と呼ばれる珍しい現象だと、飼い主は説明している。

「彼女は永久的に、完全に麻痺した状態だ」と、ケイリーの飼い主は別の投稿に書いている。「彼女の脳と後ろ足は神経接続が完全に断たれており、つまり脊髄歩行が可能ということだ。これは奇跡のようなもので、彼女がこれほど動きをコントロールできることは理屈では説明できない」

脊髄歩行は、脊髄損傷により深部痛覚を失った動物に起こる現象だ。脳からの意識的な制御がないにもかかわらず、脊髄が歩行に似たリズミカルな動きを生成する。この現象は重心の低い小型犬により多く見られるもので、ケイリーのサイズを考えると極めて稀なケースだという。

ケイリーの足の麻痺は、ドッグランで走っている最中に椎間板ヘルニアが発生したことが原因だ。「成功率50%の手術を受けたが、彼女はその50%には入らなかった。でも、彼女はハッピーな子だからそれでいいのだ」

二度と歩けないと言われながらも、ケイリーの回復力はトレーナーをも驚かせているという。「今では家の中や短い散歩であれば車椅子なしで動き回れる」と飼い主は説明している。

ケイリーの動画はユーザーを感動させ、強い意志を感じさせるその姿に涙したという声が多く寄せられた。

「頑張ってるね」「メイクしたばかりなのに、泣いてしまった」「最高の子だと彼女に伝えて」などとユーザーは書き込んでいる。


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