東京都は30日、都内のインフルエンザ感染者数の定点医療機関1カ所あたりの報告数が20~26日に10・37人となり、注意報基準の10人を超えたと発表した。昨年は12月9~15日の週に超えており、今年は7週早く注意報基準に達した。
都保健医療局によると、都内の保健所31カ所中、14カ所で定点あたりの報告者数が10人を超えた。30人を超えると警報レベルになる。
保健所別で見ると、最も多いのは文京(文京区)19・29人。中野区18・90人、池袋(豊島区)18・50人、荒川区17・71人と続いた。
特に9歳以下が報告数全体の45・8%となっており、小学校での集団感染が多い。9月1日以降の今シーズンは、今月26日までに小学校239校、中学校128校、高校31校が学級閉鎖などの臨時休業となった。
同局はこまめな手洗いや消毒、特に人混みでのマスクの着用、栄養や休養をしっかり取ることやワクチン接種などを呼びかけている。【柳澤一男】
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