茨城県牛久市は6日、同市中央の牛久シャトー本館で、今年赤ちゃんが生まれた世帯に記念のワインボトルを贈る「親子のはじまりお祝いプロジェクト」のお披露目式を開いた。市内の親子4組が出席し、沼田和利市長がそれぞれの子どもの写真付きボトルを手渡した。【鈴木美穂】
同市が10月にスタートさせた、子育て世帯の移住・定住を促す「親子特区‼うしく」事業の第1弾。ボトルは箱付きで特製ラベルが貼られ、牛久シャトー醸造ワインか、ぶどうジュースが選べる。対象は今年牛久市で生まれた子どもと、その保護者。12月1日に受け付けを始め、2月から順次発送する予定だ。
お披露目式で沼田市長は「親子を地域で支えることが将来の市の力となる。記念ボトルが親子の門出を祝う記念品となるとともに、地域の歴史、文化に愛着を持ってもらうきっかけになれば」とあいさつし、各世帯にボトルを贈呈。赤ちゃんたちは終始ご機嫌で式典は和やかに進んだ。
結婚を機に3年前から同市に住んでいるという保健師の互菜妃(たがいなつひ)さん(32)は生後3カ月の七菜(なな)ちゃんを抱っこして参加し「牛久は都心へのアクセスが良いのに自然が多いのが魅力。ベビーカーで散歩をしていると私もリフレッシュできます」と笑顔。
薬局勤務の塚本常仁さん(38)、幼稚園教諭の恵理さん(32)夫妻は生後4カ月の澪泉(れい)ちゃんを見つめ「ワインはこの子が二十歳になるまでとっておきます。記念ボトルはフォトスペースに飾りたい」と声を弾ませた。
詳しくは、市の公式ホームページか、市親子のため課(029・874・3111)。
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