コープみらいは川口乳児院に100万円を寄付した(10月、さいたま市)

埼玉県川口市にある済生会川口乳児院は、老朽化した施設を建て替えるためのクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。同乳児院は1979年に開設され、保護者の養育が受けられない乳幼児の養育を担ってきた。安全で家庭的な環境で子どもたちが生活できるよう全面的に建て替え、2026年5月に完成させる予定だ。

同乳児院の定員は30人。川口総合病院に併設されており、県内で唯一、医療的ケアが必要な子も受け入れられる。現状の建物は部屋数が少なく、1部屋10人ほどで生活している。建て替え後は1部屋4〜6人とし、様々な年齢の子が一緒に暮らすなど、より家庭的な環境を提供する。

建て替えの費用は資材の高騰などにより、当初予想の7億円から10億円に膨らんだ。国や県の補助金だけでは賄えず、独自で財源を確保するには限界があるため、CFに踏み切った。3000万円を目標とし、12月中旬まで実施する。

10月末には、生活協同組合コープみらい(さいたま市)が100万円を贈呈。ポスターを店舗に掲示したり、宅配時にチラシを渡したりするなどCFの周知に協力している。

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