電気コードのイメージ写真

 政府が来年1~3月に電気・ガス代の補助を再開し、1、2月分は平均的な家庭で各月2000円を超える補助をする方向で調整にはいりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「電気・ガス代の補助再開」を解説します。

Q 電気・ガス代の補助ってなに?

A 政府が家庭の電気やガスの料金を一部負担して、毎月の支払いを安くする仕組みです。

Q 前にも補助があったの?

A 最近では今年の7月から9月にも、平均的な家庭で月1000円程度の補助がありました。

Q それでまた再開されるんだね。

A はい。来年の1月から3月までの3か月間、補助が再開される予定です。

Q 1、2月は特に補助が手厚くなるの?

A 1月と2月は寒さが厳しく、電気やガスの使用量が増えるため、各月2000円を超える補助が行われる見込みです。3月も含めて、3か月で合計約6000円分の補助が受けられる方向で調整されています。

Q そもそもどうして補助が必要なの?

A エネルギーの価格が大きく上昇したため、家庭の負担を減らす目的で補助が行われています。

Q 今回の補助はどうやって決まったの?

A 日本維新の会が強く求めていて、自民党と連立政権を組む合意書にも補助の実施が書かれました。高市早苗首相は「寒さの厳しい冬の間、これまでよりもちょっと金額を上げて支援する」と話していました。

Q 補助のためにどれくらいのお金が使われるの?

A 政府の補助はロシアのウクライナ侵攻や円安によるエネルギー価格の高騰を受けて23年に始まり、補助額の段階的縮小や廃止、再開を繰り返してきました。これまでの補助の累計予算は約4兆5688億円で、今回の補助が加わると5兆円規模になる見通しです。

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