「高槻はとても落ち着いた環境なので、将棋に集中できます」。関西将棋会館が大阪府高槻市に移転して1年となるのを記念して、JR京都線の高槻駅コンコースで17日から、棋士によるオリジナルアナウンスが流れ始めた。棋士たちが、朝夕のあいさつをするほか、「将棋のまち高槻」をPRする。
高槻駅は関西将棋会館の最寄り駅で、対局に向かう棋士たちも利用している。オリジナルアナウンスは、駅利用者や市民に将棋と棋士に親しみを感じてもらおうと、市がJR西日本と日本将棋連盟に打診して実現した。

市によると午前6~11時、午後5~10時に15分ごとに流す。連盟所属の棋士などが1カ月ごとにアナウンスを担当。12月中旬までは谷川浩司十七世名人と脇謙二専務理事、糸谷哲郎常務理事ら4人のアナウンスを楽しめる。半年間で30人以上が参加する予定だという。
改札前ではこの日、アナウンス開始のセレモニーがあり、脇専務理事は「日本将棋連盟の棋士を起用していただいたことを本当にありがたく思っている」と話した。
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