可愛いすぎる子猫にメロメロ(写真はイメージです) Tran Mau Tri Tam-Unsplash
<小さな子猫を引き取って自宅で飼い始めた女性は、何カ月たっても子猫が大きくならない理由を知って、呆然とした>
「この子が生後6~7カ月になったころ、私たちは、なぜいつまでたってもこんなに小さいままなんだろうと不思議に思い始めた」と飼い主のユリーアさん(22)は振り返る。
【写真】夢みたい...「永遠に小さいままの猫」は本当にいた
出会いは3年前、ユリーアさんが恋人の親類に会うためにウクライナへ戻った時のことだった。当時、この家では猫の赤ちゃんが生まれたばかりで、ユリーアさんはそのうちの1匹を引き取りたいという気持ちを抑えきれず、現在住んでいるドイツに連れて帰ることにした。
マーシと名付けたこの子がきょうだいの中で「いちばん小さくて弱々しかった」ことは知っていたとユリーアさんは本誌に語った。栄養補給のために哺乳瓶でミルクを飲ませる必要はあったものの、ただ多少手がかかるだけの子猫だと思っていたという。
しかしそうではなかった。
「この子は単純なビタミン不足か、単なるミニチュア猫なのかもしれないと思っていた。猫は女の子の方が男の子より小さいことも多いので」とユリーアさんは言う。「きっとそのうち成長して、大きなフワフワ猫になると想像していた」
しかし6~7カ月たっても小さいままだったことから、専門家に相談して健康に問題がないことを確認するために獣医師の診察を受けることにした。マーシは「小猫症(ドワーフキャット)」だろうと告げられたのは、この時だった。
小猫症かどうか確認する検査は行っていない。検査のためには大量の血液を採取する必要があり、小さなマーシにとっては危険が大きかった。ユリーアさんは「この子の健康が第一」と判断して検査を受けさせないことを選んだ。
「健康状態に関してマーシは素晴らしい。非常に珍しい症例ではあるけれど、幸いなことに、ほかの猫と何も変わらない。もちろん、免疫力が少し弱いので病気になりやすく、風邪もひきやすいけれど」
「マーシは全般的にとても頭のいい子で、あまりに完璧な猫なので夢のように感じることもある。この子は抱っこが大好きで、小さくても高い所に上がったり、欲しい物に手を伸ばしたりする方法を必ず見つける」
性格は驚くほど温厚だが、相手は自分で信頼できると判断した人に限る。3歳になった今も体重は1キロに満たない。ユリーアさんが一緒に飼っている猫とも仲良くしている。
ユリーアさんはマーシと出会う前、「永遠に小さいままの」猫が欲しいと言った友人との会話を振り返っている。この友人は子猫が大好きで、成長しても大きくならない子がいればいいのにと話していたという。
当時は「悪いけど、そんなのありえない」と笑い飛ばしたというユリーアさん。しかしマーシは、まさかが現実になることもあると教えてくれた。
マーシはSNSで大人気になった。「大きくならない」マーシの動画はTikTok(@theminimasi)で240万回以上再生され、「いいね」は43万8000件を超えている。
「マーシを実際に見た人はみんな、こんなに小さいとは思わなかったと口をそろえる。カメラではこの子の本当の大きさが捉えられないので、よくそう言われる」とユリーアさんは話す。
TikTokには1400件以上のコメントが集まった。
「子猫の大当たりが出たね...私はどこで手に入れられるかな」
「めっちゃ可愛すぎ」
「衣類乾燥機にたまったフワフワ埃の塊かと思った」
「本当にお人形さんじゃないの?」
そんな声が書き込まれている。
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