屋内展示場にいるシャオシャオ=東京都台東区の上野動物園で2025年11月25日午後3時7分(東京動物園協会提供)

 上野動物園(東京都台東区)は11月27日、ジャイアントパンダの双子、シャオシャオ(雄)とレイレイ(雌)の近況を発表した。パンダにとって過ごしやすい季節になり、室内と屋外を自由に出入りできるようにしているという。

 レイレイは屋外よりも室内で竹をよく食べるため、室内で与えている。また、トウモロコシや大豆の粉などで作られた「パンダダンゴ」、リンゴなどの副食を、屋外や室内の木の上など置き場所を分散させて与え、運動不足の解消に努めている。

屋内展示場にいるレイレイ=東京都台東区の上野動物園で2025年11月25日午後3時7分(東京動物園協会提供)

 一方、シャオシャオは10月中旬以降、後ろ脚の毛が徐々に短くなっている。皮膚には異常はなく、擦れたり部分的に毛が生え変わったりした可能性があるが、注意深く観察しているという。

 2頭の健康状態は良好で、シャオシャオは同20日の計測で体重104・6キロ、レイレイは95・1キロだった。【柳澤一男】

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