横浜市は12月からアプリ上での出生届手続きを始める=同市提供

横浜市は1日、子育て応援アプリ「パマトコ」に、出生届のオンライン手続き機能を追加した。同市によると、必要な手続き全てをオンライン化してアプリでまとめて案内する「出生手続トータルパッケージ」は全国初という。区役所への来庁を不要にすることで産後のサポートを充実させる。

横浜市の山中市長は今後もパマトコの機能充実を目指すと話した(11月、同市)

新たに出生届やマイナンバーカード申請、国民健康保険の加入手続きなど5つの機能を追加した。出産予定日をアプリに登録すると、必要な手続きが一覧で確認できる。出生届は子どもの名前や生年月日など基本情報の入力と出生証明書の写真添付により申請できる。

同市は2024年7月にアプリを公開し、25年11月時点で11万人以上が登録している。出産費用の助成金や訪問型母子ケア利用などの申し込み、母子健康手帳の機能などを搭載した。25年度中には小中学校や学童の連絡機能、図書館の情報システムとの連携も目指す。

山中竹春市長は「手続きすべてが電子化され、市民がストレスなく利用できることが、自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)の目指すべきところだ。今後も機能を充実させていきたい」と話した。

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