東日本地域の鉄道の結節点であり続ける大宮駅を中心とした鉄路の歴史をたどる企画展「埼玉 鉄道再発見!」が、さいたま市大宮区の鉄道博物館で開かれている。JR、私鉄各線や新幹線が果たしてきた役割を貴重な写真と資料で紹介している。
大宮駅は1885年に開業。高崎方面と宇都宮方面の分岐駅となったことで、車両工場や操車場などの施設が集まり、「鉄道の町」として発展した。埼玉県内には東京から各方面に向かう路線網が広がり、通勤電車や特急列車、新幹線が行き交うようになった。
企画展では、開業間もない時期の「大宮停車場平面図」や、1890年代に計画されたが実現しなかった約70件の鉄道建設計画の一覧表などを展示。有料の着席通勤列車「ホームライナー」や上野―札幌間を走った寝台特急「北斗星」のヘッドマークも見ることができる。
前期は国鉄とJR編で2026年3月9日まで、後期の私鉄と第三セクター編は同年3月14日から6月15日まで。企画展の入場は無料だが、博物館の入館料が必要。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。