諫山宝樹さんがパッケージに女帝らを描いた「飛鳥クラフトコーラ」=2025年12月8日、皆木成実撮影

 奈良県の明日香村商工会は、古代の女帝らをあしらった「飛鳥クラフトコーラ」を3月1日にリニューアル発売する。かわいいイラストは、2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」衣装デザインで知られる京都の日本画家、諫山宝樹さんの作。村商工会は23年から「明日香クラフトコーラ」の名称で売っていたが、海外販売を視野に名称を変え、イラスト付きパッケージに一新した。

 炭酸や牛乳などで3~4倍に希釈するコーラシロップで、200グラム入り1400円。特産品イチゴ「あすかルビー」や「古都華」で風味付けしている。製造は広島県の業者に依頼した。パッケージは5種類。飛鳥で活躍した推古、持統、斉明(皇極)の3女性天皇と、日本初の尼僧・善信尼、万葉歌人・額田王を描いてもらった。

 この5人は15年認定された日本遺産「日本国創成のとき―飛鳥を翔(かけ)た女性たち」(明日香村、橿原市、高取町)の解説(ストーリー)にも登場し、古代飛鳥を代表する女性と言える。日本画調ではなく漫画風に描かれており、日本アニメが人気の海外でも注目されそう。また村の文化財を多く含む世界文化遺産候補「飛鳥・藤原の宮都」の登録が今年7月に期待されており、土産物としても人気を呼びそうだ。

 村商工会の担当者は「ギフト市場では味だけでなく歴史やアート性も備えた商品が望まれていることが分かり、諫山さんにイラストを依頼してパッケージを一新した。村の特産に育てたい」と話している。村商工会(0744・54・2068)。【皆木成実】

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