教室=斎藤文太郎撮影

 三重県桑名市が市立小中学校36校すべてを7校の施設一体型小中一貫校「義務教育学校」に再編する方針を示していることについて、市民団体「桑名の子どもと学校を守る会」(児島悠史代表)は、先行して今春開校する多度地区の「多度学園」について丁寧に検証した上で再編計画を決定するよう求める署名活動を2月に開始する。市教委は3月末に計画決定する予定だが、会は検証を待つべきだと主張している。

 市内全域の学校を小中一貫校に再編する方針は全国でも異例。市教委は地区ごとに順番に再編するとしている。1地区の再編で6~10年が必要としており、市全域で完了するのは数十年後になる見通しだ。

 これに対し、会は7校のうち4校で児童生徒数が1000人以上になり、大規模校の弊害が心配されると指摘。さらに、通学の負担増、地域の防災拠点としての小中学校の喪失、地域コミュニティーの弱体化などを懸念している。児島代表は「再編に反対しているのではない。ただ、検証なしで進めるのは問題だ」と話す。

 会は3月中旬には署名を市長と教育長、市議会議長宛に提出したいという。【荒川基従】

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