高額療養費制度の上限額引き上げ撤回を求める保団連の竹田智雄会長(中央)=国会内で2026年2月19日午後1時35分、鈴木理之撮影

 全国保険医団体連合会(保団連)は19日、高額な医療費の患者負担を抑える「高額療養費制度」で、政府がまとめた月額の自己負担上限額を引き上げる見直し案を撤回するよう求める約25万筆のオンライン署名を、上野賢一郎厚生労働相宛てに提出した。

 政府は昨年12月、月額の上限額を段階的に引き上げるなどの見直し案をまとめた。将来的に現行から最大38%引き上げる内容で、患者団体などから引き上げに反対の声が上がっている。

 この日は保団連の竹田智雄会長が、国会内で厚労省の担当者と面会し署名を提出。上限額が引き上げとなる利用者は全体の約8割の約660万人に上るとして、「見直しで、大病を患っても利用できない制度になる。国民1人当たりの社会保険料の軽減効果は月49円しかない」と指摘。「引き上げの白紙撤回を強く求める」と訴えた。

 芸能事務所社長の太田光代さんや小説家の川上未映子さんらも撤回を求め、オンライン署名している。【鈴木理之】

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