日本百名山の一つ、甲斐駒ケ岳(山梨・長野県、2967メートル)の黒戸尾根から眺めることができた烏帽子岩の2本の鉄剣のうち、根元から折れてなくなっていた1本が見つかった。登山者が発見し、登山道沿いの「七丈小屋」を管理運営する花谷泰広さんに連絡した。
花谷さんによると、20日に小屋に宿泊した2人組の登山者が21日朝、烏帽子岩の南側の斜面で雪に埋もれていた剣を見つけ、ひとまず安全に置いておけるところまで引き上げた。「とても重かった」と話していたという。
花谷さんは「無事に見つかってほっとした」と話している。
烏帽子岩は黒戸尾根の9合目にある。てっぺんに突き立てられていた2本の鉄剣を、遠くの富士山や鳳凰(ほうおう)三山を背景にして眺めることができた。
江戸時代から続く山岳信仰の象徴として多くの登山者に親しまれていたが、1本が根元から折れてなくなっていることが2月15日に確認されていた。
鉄剣はいつだれが突き立てたのかはっきりしないが、戦後間もない頃に撮影された写真には、長短3本が並んでいるものがある。今も残る1本をよく見ると、最初に折れたと思われる短い鉄剣が重ねて立てられている。
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