BRTひこぼしラインの天井に浮かび上がるイルミネーション=福岡県東峰村の釈迦岳トンネル内で2025年8月28日午後12時半、出来祥寿撮影
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 JR九州は、福岡県添田町と大分県日田市を結ぶ日田彦山線BRT(バス高速輸送システム)「ひこぼしライン」の開業2周年を記念し、「みんなのひこぼしラインプロジェクト」を実施する。30日から11月30日まで、車内をイルミネーションで彩り1日下り3便、上り2便の計5便を運行する。

 ひこぼしラインは、2017年の九州北部豪雨で被災し不通となった日田彦山線の一部区間の復旧策として23年8月に開業。日田彦山線の添田(添田町)―夜明(日田市)と、久大線の夜明―日田(同)の約42キロを約1時間半で結んでいる。

開業2周年を迎えたひこぼしライン=福岡県東峰村の釈迦岳トンネル外で2025年8月28日午後12時9分、出来祥寿撮影
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 イルミネーションは、2年間の利用に感謝し、新たな集客につなげようと企画。BRT専用道区間の深倉―筑前岩屋間にある釈迦岳トンネル(約4・2キロ)内で実施する。ひこぼしの名前にちなみ、暗闇で光るブラックライトを使って約6分間、バス天井に星空を浮かび上がらせる。

 天井側面には添田や日田の風景を描いており、カエルやウサギなどトンネル内のみで浮かび上がる「隠れキャラ」もいる。イルミネーション仕様の5便には、通常の利用料金で乗車できる。

 ひこぼしラインの停車場は鉄道時代の3倍となる36カ所で、運行本数は10本多い32便を運行している。25年度の1日の平均利用客は約270人で、鉄道代行バスを運行した22年度の約60人を大きく上回る。総利用者数は7月末で19万3200人で、8月末に20万人を突破する見込みという。

 JR九州はダイヤ改正で、一部の便で通学に利用しやすいルートに変更するなど、利用客増加に向けた取り組みを続けてきた。筑豊篠栗鉄道事業部の藤脇一泰さんは「利用したことがない人も、これをきっかけにぜひ乗車してほしい」と話す。問い合わせはJR九州バス添田支店(050・3495・3711)。【出来祥寿】

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