新潟県長岡市と長岡花火財団は「長岡まつり大花火大会」を8月2、3の両日に開催すると発表した。今年は市制120周年で、1926年の正三尺玉打ち上げ成功から100年となる節目の年。信濃川にかかる長生橋から光の大瀑布(だいばくふ)が川面に流れ落ちる「ナイアガラ」が3年ぶりに復活し、正三尺玉との競演が両日ともに見られる。
今年は日曜と月曜の開催で、相当な混雑が予想される。雑踏事故防止のため全席有料とする一方、「一人でも多くの人に見てほしい」(長岡花火財団)として、会場内の仮設トイレを3カ所程度に集約するなど観覧スペースを確保。観覧席を各日約1万人分増設し、2日間で約36万人収容可能とした。
昨年までとの変更点は、大型スターマインを増やすほか、長岡花火の代名詞ともなっている「復興祈願花火フェニックス」の打ち上げ時間を従来より30分遅らせて午後8時45分にする。「もう少し花火を見たい」という多くの声に応えた。
これまで「さいわいプラザ」屋上に設置していた障害者席(各日50席)は廃止し、移動などの負担軽減を考慮して、長生橋上流堤防と長岡リリックホール敷地に新設。席数も各日80席に拡大する。「長岡の将来を担う高校生に見てほしい」(同)として、市内の高校生専用エリア席「高校生応援席」(1枚500円)も各日1000人分新設する。
また「世界一マナーのいい花火大会」を目指し、ポスターやSNSでマナー啓発活動を展開。従来より終了時刻を15分延長して時間にゆとりを持たせ、安全な打ち上げと観客の分散退場を促す。
磯田達伸・長岡市長は「世界では悲惨な戦争・紛争が絶えないが、『慰霊・復興・平和への祈り』をしっかり発信する。平和への思いを一つにできたらありがたい」と話した。
電子チケット、試験的に導入
長岡市民を対象とした観覧席の先行販売は4月10~28日(当日消印有効)。パンフレットの専用はがきで申し込む。一般販売は5月25日~6月8日(午後5時まで)にインターネットで受け付ける。販売価格は昨年と変わらない。
昨年初めてチケットの高額転売で逮捕者が出たことなどから、記名式チケットとオークションサイトなどでの販売抑制対策を継続するとともに、一般販売の「ベンチ式マス席」に、取引経過が分かる電子チケット「NFTチケット」を試験的に導入。2次販売(6月18~22日)の方法を先着から抽選に変更し、転売目的の大量購入を防止する。【内藤陽】
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