近畿大(東大阪市)の学生が1年間限定で経営するラーメン店が5代目となり、1日、学内でオープンした。同大の学生飲食起業支援プロジェクトの一環。店主の斉藤玲央さん(22)=経営学部4年=は前年度の選考会で落選し、再挑戦して選ばれた。
太めの麺に花椒(ホワジャオ)とラー油の辛さ、豆乳のまろやかさが絡む「汁なし麻辣坦(マーラータン)」(600円)。斉藤さんが考案したオリジナルメニューだ。他に、初代から続く「近大まぜそば」(600円)もある。「今は『やってやろう』という気持ち。常に新しいことに挑戦して、濃密な1年間にしたい」と意気込む。
プロジェクトは「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」と呼ばれ、学生がラーメン店の経営を通じて実践的に起業を学ぶ。学生全体に起業家精神を醸成することも狙いだ。大学側がガス・水道料金などを負担し、学生側は原材料費や人件費などを負担する。
出店期間は1年間だが、四半期ごとに決算報告が課され、2期連続で赤字経営の場合は原則撤退となる。毎年学内公募が行われ、ラーメンの試食審査や事業計画のプレゼンテーションがある。
斉藤さんは昨年度の選考会で落選して一念発起。同大を休学し、ワーキングホリデー制度を使ってオーストラリアのラーメン店で武者修行した。今回の選考会では将来的な学外・海外出店を通じた同プロジェクトの認知度向上といった構想も訴え、店主の座を射止めた。斉藤さんは構想実現のため、近大の別の制度も活用して株式会社も設立した。
営業は平日午前11時~午後3時。土日祝、大学休暇期間は休業予定。一般の人にも開放している。【峰本浩二】
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