ナショナルリーグ西部地区で首位のドジャースは10日、本拠地のロサンゼルスでロッキーズと対戦し、大谷選手は1番・指名打者で先発出場しました。

第1打席はセンターフライに倒れましたが、2点をリードした2回の第2打席では2アウト三塁の場面で初球を引っ張ってライト前に運び5試合連続のヒットがタイムリーとなって追加点をあげました。

続くベッツ選手のレフトフェンス直撃のツーベースヒットで大谷選手は俊足を生かし、一塁から一気にホームを踏んでドジャースはこの回、一挙4点を奪いました。

第3打席はサードライナーに倒れ、第4打席はフォアボールを選びました。

4点リードの8回は1アウト一塁二塁の場面で第5打席に立ち、スイングした際、バットが相手キャッチャーのグラブに当たって打撃妨害で出塁しチャンスが広がったあと続くベッツ選手が満塁ホームランを打って突き放しました。

大谷選手はこの試合3打数1安打1打点フォアボールが1つと打撃妨害が1つで打率は2割8分となって打点を「92」に伸ばしました。

ドジャースは9対0で快勝して連勝を「4」に伸ばし2位のパドレスはこの日の試合に敗れたためゲーム差が「3」に広がりました。

大谷 次の登板はフィリーズとの3連戦になる見通し

ドジャースのロバーツ監督は大谷翔平選手の次の登板が15日から本拠地のロサンゼルスで行われるフィリーズとの3連戦になる見通しを示しました。

今シーズン投打の二刀流として復帰した大谷選手は、今月3日予定されていた登板を体調不良で回避しましたが、5日に背中の張りを訴えたグラスナウ投手に代わって急きょ先発登板し、4回途中無失点と好投しました。

ローテーションどおりであれば、12日からサンフランシスコで行われるジャイアンツとの3連戦で登板が予想されていましたが、ロバーツ監督は「体調不良や前倒しでの登板で負担をかけたことを考慮して、ピッチャーとしては少し休養を与えたい」と話し登板間隔を長くする考えを示しました。

ドジャースは現在ナショナルリーグ西部地区で首位に立っていますが、勝率では中部地区のブルワーズと東部地区のフィリーズを追いかける立場でこのままの成績でレギュラーシーズンを終えると地区シリーズ進出をかけたワイルドカードシリーズから戦うことになります。

15日からの3連戦は勝率でフィリーズを上回るためには重要なシリーズで、大谷選手はポストシーズンに向けチームにとって大事なマウンドを任されることになりそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。