 
      佐賀県白石町で今年生まれて巣立った国の天然記念物、コウノトリ2羽について、町は24日、コウノトリを「かりん」と「なつ」と発表した。町の募集に対して225件の応募があり、「かりん」は姉の「かのん」「かれん」に合わせて、また「なつ」は父「なる」、母「つむぎ」の頭文字を取ってそれぞれ命名した。
 
      役場で愛称を発表した田島健一町長は「白石で新しい子孫をつくり、次の世代に命のバトンをつないでいくよう願っている」と話した。
白石町では町外から飛来した「なる」と「つむぎ」の親鳥ペアが2022年以降、町内で巣を作り、産卵を続けている。九州で営巣が確認されているのは白石町だけという。
23年以降、3年連続でひなの巣立ちが実現しており、今年も6月に生まれた「かりん」「なつ」の雌の2羽が8月に巣立つ様子が確認された。
コウノトリの保護や野生復帰に取り組む兵庫県立コウノトリの郷公園(兵庫県豊岡市)によると、国内では558羽(8月末現在)のコウノトリの生息が確認されている。【西貴晴】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
 
       
       
      